Royの洋画鑑賞日記

鑑賞した洋画の感想を載せてます。

『チェンジリング』(2018-1-3)

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タイトル:『チェンジリング

公開:2008年

監督:クリント・イーストウッド

出演:アンジェリーナ・ジョリー

        ジョン・マルコヴィッチ

        ジェフリー・ドノヴァン

 

実話に基づいた物語みたいですが、実にイーストウッドが好きそうな話でした。今作の彼は監督に専念して、出演はしていないのですが、撮るほうもさすがですよね。2時間超えの作品ですが、飽きずに観ることができました。

 

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舞台は1928年のアメリカです。女手一つで息子を育てる主人公(しかも働きながら)が仕事から帰ってくると、家で留守番をしていたはずの息子が忽然と姿を消していました。数日後、警察から「息子が帰ってきた」と言われたので会いに行くと、何と別人だったのです。彼女がいくらそのことを主張しても、警察はそのことを認めないのです…

 

アンジェリーナ・ジョリーはさすがの演技力でしたね。吹替の湯屋敦子も左に同じです。息子を突然失って疲弊する様、果敢にも警察に立ち向かう様などを完璧に演じていました。

 

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こちらは刑事役のジェフリー・ドノヴァン。幾度も主人公と対立します。精悍な顔つきと紳士的な態度で登場しますが、そう思ったのは一瞬だけでした(笑)吹替の内田直哉はやはり素晴らしい声ですね。

 

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ジョン・マルコヴィッチも出演。彼が出演することで、作品が締まりますよね。

ブルース・ウィリスと共演した『RED』ではお茶目なキャラを演じていましたが、今作はどこかつかみどころのないキャラを演じていました。それもよく似合うあたり、さすがですね。

 

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ジェフ・ピアソンという方も出演しているんですが、この方ケビン・コスナーに似てません?最初一瞬だけ勘違いしちゃいました(笑)

 

実話を元にした話なので、内容についてどうこう言うことはできないですが、ミステリーを期待して観るとちょっと肩透かしを食らうかな?という印象を受けました。まぁ繰り返しですが実話を元にしているので、こればっかりはどうしようもないですけどね。全体的には楽しめました。

 

『ニュー・シネマ・パラダイス』ほか(2018-1-2)

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タイトル:『ニュー・シネマ・パラダイ

                ス』

公開:1989年

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

出演:フィリップ・ノワレ

        ジャック・ペラン

        サルヴァトーレ・カシオ

 

2018年の1本目は、余りにも有名なのに未見だったこの作品を観ました。普通に良い作品だなぁと思いました…良い作品だと思いましたよ?でも、正直ハードル上げすぎてたなぁって感じです。何事もハードル上げすぎるとロクなことないですね。

 

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今作は、中年期を迎えた主人公が、幼少期・青年期を振り返りながら展開していきます。上の画像は中年期の主人公です。場面・セリフともに少ない(今回観たのは2時間版です。以下もそのことを前提に話を進めます)ですが、彼の本心がきちんとわかる見せ方をしているので、その辺りは上手いなぁと思いました。

 

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画像右は、幼少期の主人公。とにかく映画が大好きで、村で唯一の劇場に入り浸り、その劇場で映画を流すことを仕事としているアルフレッド(画像左)と仲良くなります。アルフレッドは、主人公の人生に多大なる影響を及ぼした人物であり、主人公のことを実の息子のように考えます。年齢差的には孫ですが、ただ可愛いがるのではなく、将来のことも考えているので、孫よりも息子って感じですね。

 

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画像左は、青年期の主人公。画像右の人物に恋をします。彼はアルフレッドから聞いた話を元にして、なんと「彼女が自分を愛するようになるまで、彼女の家の前に通い続ける」という行動をとります。一度告白を断った相手が、「OKするまで家に通い続ける」なんて言ってきたら本気で嫌がりそうなものですよね。今作ではどうなったかは観てのお楽しみということで(笑)

 

冒頭でも書いたように、良い話だなぁとは思うのですが、正直期待値を上げすぎてしまったなぁという感じです。なので、この作品を未見でこれから観ようと思っている方がいれば、そこそこの期待値で観ることをオススメします(笑)

 

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そして今日は『このはな綺譚』第3巻も読みました。

 

アニメ最終話の「大晦日の奇跡」が収録されていたのですが、コミックで読むとまた違った良さがありますね。これを正月に読めて本当に良かったです。

 

相撲とりになりたい少年の話も収録されてましたが、棗と蓮は早くくっつけって感じですね(笑)ガチレズの蓮ほどじゃないですが、棗も蓮のこと好きなんですよね(鈍感と思わせておいて)。

 

表紙のおまけ漫画に書いてあったのですが、作者さんは「物語は作ろうとして作るのではなく、キャラクターに色んな要素を投げかけてみて、そのキャラがどんな動きをするのかを描くだけ」という考え方をしているそうです。作者さんのキャラクター愛が伝わってきますし、本当にこの作品は素晴らしいなぁと思いました。

 

では、今日はこの辺りで。

 

        

2018年。(2018-1-1)

あけましておめでとうございます。

 

ついに2018年が始まりましたね。今年は4月から社会人ということで、今までとはガラッと生活が変わりそうですが、頑張りすぎずに頑張りたいと思います(笑)

 

3月いっぱいまでは最後の学生生活を謳歌したいと思います。このブログも、洋画のレビューを中心にぼちぼちやっていこうと考えてるので、よろしくお願いします。

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』ほか(2017-12-31)

これ書いてるときはもう2018年ですが、日記ということで昨日観た洋画のレビューから(笑)

 

2017年の締めくくりは…

 

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タイトル:『シェフ 三ツ星フードトラッ

               ク始めました』

公開:2014年

監督:ジョン・ファブロー

出演:ジョン・ファブロー

        ジョン・レグイザモ

        ダスティン・ホフマン

        スカーレット・ヨハンソン

 

いや〜、2017年の締めくくりに相応しい、素晴らしい作品でした。父親と息子の物語って何かいいですよね。

 

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ジョン・ファブロー演じる主人公はシェフなんですが、料理に情熱を注ぎすぎて、家庭のことは若干疎かにしがちなのです。別に気にかけていないわけではないのですが、10歳の息子はちょっと不満なようで…(息子の吹替が高山みなみなので、これがまた可愛いいんですよね)。この親子の関係性が、この作品の軸です。

 

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こちらは主人公の親友役を演じたジョン・レグイザモ。陽気な人物で、主人公の良き理解者です。吹替が高木渉なので、陽気な役が合いますよね。『ダイ・ハード2』では端役中の端役だった彼も、今や主役級の実力派になりました。本当に嬉しいです。

 

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こちらはウェイトレスのスカーレット・ヨハンソン。めちゃくちゃ色っぽいですね。吹替が林原めぐみなので、なおさらそう感じます。…ここまで高山みなみ高木渉林原めぐみ…完全に名探偵コナンですよね(笑)

 

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他にもダスティン・ホフマンロバート・ダウニー・Jrが出ていて、何気にキャストが超豪華という。

 

主人公がシェフっていうこともあるんですが、調理のシーンでめちゃくちゃ食欲そそられるので、深夜に観たら絶対ダメです(笑)

 

観終わった後幸せな気分になれる、本当に素晴らしい作品だと思います。

 

さて、洋画を観た後は、年末の風物詩ガキ使の笑ってはいけないをフルで観て年を越しました(笑)

 

2017年を振り返ると、最初の半年は就活頑張ってたな〜って感じですね。一時期心折れそうになりましたが、自分が納得できる会社から内定もらえて本当に良かったです。

 

後半の半年は…ひたすら遊んでた記憶しかないですね(笑)何はともあれ、来年(もう今年ですけど)は社会人1年目なので、頑張りたいと思います。それなりに。

 

では。

ガルパンはいいぞ(2017-12-30)

今日は大学の友人と、待ちに待ったガルパン 最終章第1話 観に行ってきました!

 

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いやぁ〜もう最高のひとことでしたね。心臓に直接響く砲撃音、このアニメこそ映画館で観るべきですよね(なぜ劇場版のときはガルパンにハマってなかったのか…)。

 

ネタバレになるんで内容は詳しく書けないですけど、おりょうの台詞もそれなりにあって個人的には満足でした(笑)

 

2話がいつ公開されるのかはわかりませんが、6話まで全部劇場で観たいですね。いつか実際の大洗にも行ってみたい…

 

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来場者特典の色紙はあんこうチームでした。この5人だと秋山さんが好きなんですけど、この色紙に関しては「五十鈴さんマジ聖母…」ってなりました(笑)冷泉さんの髪を持って、彼女を優しげな眼差しで見つめてるっていうね…。ガルパン はいいぞ。

 

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中途半端な時間だったので、ガルパンを観た友人とカラオケに。2人だと3時間でもだいぶ満足感ありますよね。門脇舞以扮するエイラの『白い森』で、おそらく過去最高の93点出しました(笑)

 

早いもので明日は大晦日。ガキ使の笑ってはいけないが楽しみですね。それでは。

『左きゝの拳銃』(2017-12-29)

今日も今日とて洋画の感想から。

 

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タイトル:『左きゝの拳銃』

公開:1958年

監督:アーサー・ペン

出演:ポール・ニューマン

        リタ・ミラン

        ジョン・デナー

 

ジャケ絵がカラーだから、当たり前のようにカラーだと思ってたら、まさかの白黒でした(笑)白黒も何作かは観てますけど、やっぱり覚悟がいりますよね。いかんせん21歳なもんで、慣れてないです。

 

ポール・ニューマンの作品は数えるほどしか観てないのですが、彼がガンマンを演じるのって珍しいんですかね?仮にガンマンをそれなりに演じていたとしても、今作の主人公はかなり異色だと思います。

 

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タイトルからわかる通り左利きであるというのはいいとして、性格がかなりの破天荒です。最初は「よくある復讐劇かな」とか思ってたんですが、全くそんなことはありませんでした。

 

初めこそ「何がなんでも復讐を果たす」といった気持ちが見えるんですが、途中からそれが怪しくなってくるんですよね。一応復讐というものが大前提にはあるのですが、それを免罪符にして自分も段々狂っていくんですよね。

 

パーティに参加しては病的に笑ったり、何を考えているのかわからないぐらいボーっとしたり、とにかくよくわからない奴なんです。

 

ポール・ニューマンの瞳がなかなか印象的で、白黒だからこその魅力かなぁと思いました。『タワーリング・インフェルノ』の正義漢とは似ても似つかぬ今作の彼は、一見の価値アリです。あ、別に凶悪な人物っていうわけではないですからね。

 

では、今日はこの辺で。

『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』ほか(2017-12-28)

今日は洋画を観たので、そちらの感想から。

 

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タイトル:『パークランド ケネディ

                殺、真実の4日間』

公開:2013年

監督:ピーター・ランデズマン

出演:ザック・エフロン

        ポール・ジアマッティ

        ビリー・ボブ・ソーントン

 

邦題の通り、ケネディ暗殺の日からの4日間を描いた作品です。ノンフィクションというかドキュメンタリー系の作品なんですが、正直イマイチでした。

 

まず、軸がブレてるように感じました。4人の人物に焦点を当てているんですが、100分足らずでその4人を順番に回している感じなので、どうしても浅いんですよね…。

 

次に、内容の目新しさがないように感じました。そりゃあノンフィクション系なんで当たり前だろっていう話だとは思うんですが、それにしてももう少しやりようはあったように感じます。というのも、アメリカの歴史にそこまで詳しくない僕が観てても、割と知ってる知識をそのまま再現してるなぁという印象でした。

 

では、主要人物を紹介していきます。

 

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こちらは、医師役を演じたザック・エフロン。正直、この役は誰でも良かったのではないかと思います。というのも、前述の通り4人のうちの1人なので、出番がそもそも短いんですよね。しかも、このキャラの信念や考え方というのがほとんど表現されておらず、ザック・エフロンを使っていることにもったいなさを感じます。

 

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こちらはビリー・ボブ・ソーントン。僕は彼が出ているからこの作品を観たのですが、やはり出番が少なかったですね。ただ、彼の主義主張は、ザック・エフロンが演じた医師よりは多少垣間見えました。

 

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こちらはポール・ジアマッティケネディ暗殺の瞬間を偶然撮った一般人を演じています。4人の中では、彼が一番ハマり役だったのではないかと思います。ケネディが暗殺されたことにショックを受けつつも、自分がその瞬間を撮ったことによる使命感のようなものも見受けられました。

 

ケネディ暗殺といえば、伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を思い浮かべますね。僕が一番好きな小説なのですが、ケネディ暗殺の犯人とされたオズワルドが話のタネになっています。非常に面白いです。

 

そして今日は…

 

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このはな綺譚』の最終話も観ました。いや、もう普通に泣きましたね。「もう此花亭には戻れない」と言われた数秒後に、他人の手助けができる柚いい子すぎません?伏線も張ってて、これ以上ないぐらいの最終話でした。2期が今から待ち遠しいです。

 

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最終話の余韻に浸ったまま、2巻も読みました(笑)アニメであった柚翻訳機のフルバージョンが見れて楽しかったです。皐の辛さを自分のことのように感じて泣く柚、柚が馬鹿にされたら怒る皐は最高の組み合わせですよね。

 

それでは。