Royの洋画鑑賞日記

鑑賞した洋画の感想を載せてます。

『DEMON デーモン』、『フラットライナーズ』(2018-2-15)

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タイトル:『DEMON デーモン』

公開:2015年

監督:ダニエル・アルフレッドソン

出演:アンソニー・ホプキンス

        ジュリア・スタイルズ

        レイ・リオッタ

        ロックリン・マンロー

 

いや〜、確かに物足りなさを感じたのは事実だけど、妙なリアリティがあったところはもっと評価されてもいいと思いますけどね。

 

アメリカの田舎街の、陰鬱とした人間関係とかが巧みに演出されていたと思います。アメリカの田舎街のこと知らないですけど(笑)

 

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ストーリーとしては、自身の故郷に久しぶりに帰ってきたリリアン(画像右)が、ブラックウェイという男から執拗な嫌がらせを受け、街の人間に助けを求めていくのだが…というもの。

 

リリアンを演じたジュリア・スタイルズは、マット・デーモン(今作の邦題がDEMON デーモンだけに…はい、超くだらないですね)の『ボーン』シリーズの常連ですよね。

 

ブラックウェイに怯えながらも、逃げずに立ち向かおうとする様を見事に演じていました。

 

そのリリアンに協力するレスターをアンソニー・ホプキンスが演じているのですが、彼の存在感というか、演技力はさすがですよねぇ。観る者を引きつけると言いますか、「こいつ只者ではないのでは?」と思わせる佇まいは圧巻です。

 

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レスターと、彼と同じ職場で働くネイト(画像右)との関係性も良かったですね。レスターの亡くなった娘が、昔ネイトのベビーシッターをしていたということで、レスターはネイトを息子のように(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)面倒を見ているんですよね。

 

口では厳しいことを言っているんですが、なんやかんや彼のことを気にかけているのが良いです。

 

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そしてブラックウェイを演じたのはこの男、もはや善人を演じる作品を見つけるほうが難しいレイ・リオッタ

 

成り上がりギャングにサイコな悪役、とにかく善玉とは正反対の役柄が最高に似合いますよね。今作でもさすがの悪役っぷりを披露してくれます。

 

ジョン・トラボルタも悪役が似合いますが、彼は善人の主人公を演じることもありますよね。でも、レイ・リオッタに関しては善人が似合わないと感じさせるぐらい、悪役が板についていると思います(笑)

 

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スティーブン・セガールの『TRUE JUSTICE』シリーズでおなじみ、ロックリン・マンローもひっそり出演しています。

 

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「盛り上がりに欠ける」というのが主な理由で評価が低めの今作ですが、アメリカの田舎の陰鬱さ、キャストの魅力が表現されているので楽しめましたね。

 

今日はもう1本、この作品を観ました。

 

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タイトル:『フラットライナーズ』

公開:1990年

監督:ジョエル・シューマカー

出演:ケビン・ベーコン

        キーファー・サザーランド

        ジュリア・ロバーツ

        ウィリアム・ボールドウィン

        オリバー・プラット

 

簡単にストーリーを紹介すると、どうしても臨死体験をしたい医大生達が、自らの心肺を停止させて、そこから蘇生することを繰り返すというぶっ飛んだものです(笑)

 

確かに死後の世界に興味はありますが、そのまま死んでしまう確率が多分にあるのに、自らの心臓を止めようとは絶対思いませんね。

 

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こちらは臨死体験の言い出しっぺで、最初の被験者であるネルソンを演じたキーファー・サザーランド

 

今作の見どころの一つは、彼が徐々に狂っていくところですね。なんなら臨死体験をする前から若干浮世めいたキャラクターなのですが、死後の世界を体験することでさらに狂っていきます。

 

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若い頃のロン毛ケビン・ベーコンかっこいいですねぇ。劇中では、主人公的ポジションで、主要キャストの中でも比較的まともな性格でした…あくまで比較的ですよ。

 

最初はちょっと違和感あったんですけど、大塚芳忠の吹き替えも良かったです。

 

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ジュリア・ロバーツも出演。彼女も臨死体験をしたいと言い出します。どいつもこいつも狂ってますね(笑)

 

他にもオリバー・プラットが出てくるのですが、前述のキーファーを含め、全員全く今と変わってないですね。もちろん90年の作品なので全員若いのは若いですが、そのまま歳を重ねた感が伝わってきていいですね。

 

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ホラー?オカルト?(違いや定義を詳しく知らないです)系の話はあまり好きではないんですよね。説明のつかないモノがどうも信じられないので…。そんな僕からしたら、今作も結末というか作品全体の設定はなんとなくモヤッとするものでした。まぁ、豪華キャストが楽しめたのでそれなりに満足です(笑)

 

では、また。