『モネ・ゲーム』(2018-1-16)
タイトル:『モネ・ゲーム』
公開:2012年
監督:マイケル・ホフマン
出演:コリン・ファース
コリン・ファース主演で送るクライムコメディ。彼といえば『キングスマン』等の影響で紳士のイメージが強いですが、今作は結構ドジな役で(物腰は紳士ですが)、新鮮で面白かったです。
キャメロン・ディアス、アラン・リックマンの2人も存分に魅力を発揮しており、鮮やかな展開もあったので見応え十分でした。
こちらはコリン・ファース演じる主人公。余談ですが役名が「ハリー・ディーン」なので、あの『エイリアン』で有名な俳優ハリー・ディーン・スタントンと名前が被ってますね(笑)
この主人公、絵画の鑑定士として富豪のライオネルに仕えているのですが、彼に恨みを抱いており、何とかして彼に復讐をしようと企みます。
彼、絵画を見る目は本物なんですが、結構なドジキャラで、随所でクスッと笑える行動を起こしてくれます。しかも真顔でやらかすので、かなりシュールです(笑)
ひょんなことから主人公、ライオネルと深く関わることになるキャラを演じたキャメロン・ディアス。
彼女はいくつになっても、サバサバしていて豪快なキャラが似合いますね。いわゆるおてんば娘っていう感じでしょうか。どちらかというと神経質そうな主人公との対比が面白かったです。
こちらは富豪のライオネルを演じたアラン・リックマン。つい先日、彼が亡くなって2年が経ったんですよね…。時の流れは恐ろしいです。
主人公が恨みを持つだけあって、ザ・嫌味な金持ちっていう感じです。しかもヌーディスト(笑)でも、どこか憎めないのは、アランの人柄の良さでしょうね。
映画デビューの『ダイ・ハード』で強烈な悪役ハンス・グルーバーを演じただけあり、ヒールのこなし方もお手の物といったところでしょうか。本当に惜しい人を亡くしました。
コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマンという豪華キャストながら、それぞれの魅力が最大限でるように配慮されていて、良かったと思います。クライム系ならではの鮮やかさもあり、満足できる作品でしたね。
では、また。