Royの洋画鑑賞日記

鑑賞した洋画の感想を載せてます。

『スコルピオ』(2018-1-14)

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タイトル:『スコルピオ』

公開:1973年

監督:マイケル・ウィナー

出演:アラン・ドロン

        バート・ランカスター

 

アラン・ドロンバート・ランカスターが共演したスパイモノ。本編と関係ないんですが、ジャケ絵(上記画像)のランカスターは若いのに、劇中の彼は結構老けてて笑いました。

 

前半はスパイモノらしく静かな雰囲気で話が進んでいくんですが、中盤に突然追いかけっこ(物理的な)が始まり、そのコントラストが上手いなぁと思いました。

 

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こちらはハンサムの代名詞でお馴染みのアラン・ドロン。相変わらず寡黙な殺し屋が似合いますね。彼が今作で演じた主人公は、クロス(CIA所属、後述)という人物を殺せという指令を受けるのですが、彼とは親しい付き合いをしていたために、簡単に殺す決意ができません。

 

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こちらが前述のクロス。経験豊富なベテランであり、終始相手を一歩上回る行動をとります。中盤の物理的追いかけっこでは、さすがにしんどそうでしたが、それでも自分より若い2人の追撃者と対等に渡り合っていました。

 

スパイなんて駒でしかない」という考えを持ちながらも、できる限りのことをして相手を上回ろうとする彼の生き様が今作の魅力の一つですね。

 

ドロンとランカスターだけに焦点を当てた作品かと思いきや、それだけではない捻りの効いたストーリー展開にも唸らされる作品でした。スパイという立場の人間の生き様を描こうとする監督の意図が伝わってくる終わり方でしたね…。

 

それでは。