Royの洋画鑑賞日記

鑑賞した洋画の感想を載せてます。

『クワイエット・プレイス』(43本目)

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出演:エミリー・ブラント

観てるこっちまで息を殺してしまうような、そんな作品。

音を出してはいけないっていう設定が良いよね。製作陣も『ドント・ブリーズ』も参考にしたらしいけど、今作は音を聴かせてはいけない相手が人間ではなくモンスターといったところか。

お父さんたくましいんだけど、まだ幼い息子に危険を犯させすぎてるところはちょっと「大丈夫かよ?」ってなった。息子が「やめときなよ」って言ってるのに、「川の音のほうが大きいから平気平気」って言って叫び出したのは笑った(笑)

クリーチャーの造形はこういうのにありがちな触手系ではなかったけど、雰囲気はエイリアン?話逸れるけど、1979年の作品ながらスタイリッシュさと恐ろしさを兼ね備えたクリーチャーを出した『エイリアン』ってホントすごいよね…

続編もあるみたいだし、機会があれば観ようかな。

『沈黙の終焉』(42本目)

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出演:スティーブン・セガール

「腕をへし折るセガール 分裂すれば倒れる」っていうエンディング曲の歌詞が一番印象に残った(笑)

たとえ90分以内でも、退屈な内容だと「早く終わらないかな〜」ってなるね。セガールなのにアクションほとんどないし。

いや、最近のセガールセガール自身のアクションは少なくても、他の面子が動き回るからまだ楽しめるんだけどね。今作はそれすらないから本当につまらない。

タイトル通り、そろそろ終焉を迎えてもいいんじゃないですかね、セガールさん。

『ブラッド・ファーザー』(41本目)

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出演:メル・ギブソンウィリアム・H・メイシー

失踪した娘と数年ぶりに会える最高の誕生日かと思いきや、娘がヤバすぎる組織に身を突っこんでいることがわかり、「最高の誕生日だよクソッタレ!」と吠えながら娘を守るために奮闘するメルギブおじさん。

片田舎のトレーラーで禁酒生活を送るメルギブおじさん、髭もボーボーでみすぼらしいんだけど、何してもかっこいいのはメル・ギブソンだからなんだよね。

この人も歳取っても若い頃と基本的な部分が変わってないのはいいよね。若い頃かっこよかった俳優が、歳取って太ったりしてるのかなり萎えるから…。

やっぱりメル・ギブソンの真骨頂って、キレたときの手のつけられなさだと思うんだけど、今作もそれが随所に見られて良かった。なりふり構わず暴力を振るうメルギブおじさん最高…。

吹替も安定の磯部勉だし。

「明日は目覚めたくないかもしれないが、明後日はご機嫌な夜明けかもしれない」とかいう格言も飛び出す、最高にご機嫌な90分が堪能できる。

『マキシマム・ソルジャー』(40本目)

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出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム

藤原啓治に哀悼の意を込めて…。彼がヴァン・ダムを吹替たのはこれが最初で最後なのだろうか。

何かFilmarksの評価低いけど、個人的にはめちゃくちゃ楽しめたなぁ。ジャケ絵詐欺っていうのが評価低い理由なのかな?確かに主役じゃなくて悪役だけど、実質主役っていうぐらい出番あったから、別に詐欺ってわけでもないでしょ。

とにかく狂人な悪役を演じたヴァン・ダムが最高すぎる。敬語交じり・独特のイントネーションで喋る藤原啓治がこれまた良い味出してるんよな。

「銃は嫌いなんですよ」とか言ってナイフや己の腕で殺しまくるの最強。

セガールと違って、歳取ってもアクションに対する姿勢が真摯なのホント求道者って感じで好き。

主人公が完全にヴァン・ダムに食われちゃっててカリスマ性がないのがちょっと残念だけど、ストーリーもちょっと凝ってて全然悪くなかった。

やっぱヴァン・ダムはいいね。

『LUCY/ルーシー』(39本目)

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出演:スカーレット・ヨハンソンモーガン・フリーマン

人間は脳をフル活用したらどうなるのか、という誰もが一度は考えたことのある話。

主人公の脳が覚醒し始めた頃は、スタイリッシュなアクションを魅せてくれるのかと思ってワクワクしたけど、覚醒が進行するに連れてぶっ飛びすぎて訳がわからなくなってきた(笑)

せっかくのリュック・ベッソンなんだし、最後まで究極の思考に基づくアクションっていう路線で行ってほしかった感。

「人類とは?細胞とは?」みたいな話になって、何かこれじゃない感。そういう壮大な話にしては、内容が曖昧すぎてチープ。

スカーレット・ヨハンソンモーガン・フリーマンという名優が揃ってるだけに、ちょっともったいないなぁ。

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(38本目)

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出演:トム・クルーズ

前作『アウトロー』を観たのが4年前で、どんな設定か一切覚えてないという…。

それはそうとして、トム・クルーズ若すぎませんかね…。キアヌ・リーブスもそうだけど、若い頃のまま年取ってる感ある。

多くを語らず、淡々と敵を捻じ伏せていくのがたまらないね。

若い娘が主人公達の言うことを聞かずに暴走するという、こういう作品でありがちな展開はちょっとイラッとしたけど、まぁ終わり良ければ何とやら(笑)

ヒロイン(というか相棒?)役の人、キャリー・アン・モスに似てるよね。

『パッセンジャー』(37本目)

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出演:クリス・プラットジェニファー・ローレンスローレンス・フィッシュバーンアンディ・ガルシア

アンディ・ガルシアがマジの端役で笑った。いや、これ無駄遣いにも程があるでしょ。別にあの役誰でもできるし。てか、演技してないし(笑)

まぁそれはともかく、シンプルに引き込まれたね。悪いことをした主人公のことってさ、基本的に応援したくならないものだと思うんだけど、今作に関しては決してそうはならないよね。

何もしなければ死ぬまで自分1人で生きていくしかないけど、美人な女性と生きることもできるってなったらさ、そりゃあ男なら後者を選ぶよね(笑)

一悶着あってからの展開はご都合主義って感じがしなくもなかったけど。

宇宙船の描写はザ・SFって感じでワクワクしたし、ローレンス・フィッシュバーンもいいアクセントになってて良かった。

ただ繰り返しになるけど、アンディ・ガルシアさんの出番はもうちょっと何とかならなかったのか(笑)