マックレーンのひとりごと

日記代わり。実態は洋画のレビュー中心。

『ヒア アフター』(2018-1-21)

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タイトル:『ヒア アフター

公開:2010年

監督:クリント・イーストウッド

出演:マット・デイモン

        セシル・ドゥ・フランス

        フランキー・マクラレ

 

クリント・イーストウッドが監督を務めた作品です。出演はしていません。彼は役者としても一流ですが、監督としてもコンスタントに良質な作品を世に放つのが本当にすごいですね。彼の監督作品は、ちょっと後味が悪いものが多いですけど(笑)

 

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今作は主人公ポジションが3人いるんですが、その中で一番中心に描かれているのがマット・デイモン演じるジョージです。

 

彼は他人の手に触れると、その人の身近な存在で、故人になってしまった死者と対話できるという能力を持っています。

 

かつてはその能力を駆使して、依頼者の手に触れてその人に近しい故人を呼びだし、故人のメッセージを依頼者に伝えるという仕事をしていました。しかし、故人と向き合うということに疲れ、現在は工場勤務で生計を立てています(直接的な描写はありませんでしたが、恐らくあらゆる方面から誹謗中傷も受けたはずです)。

 

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こちらは2人目の主人公を演じたセシル・ドゥ・フランスです。本編と関係ないんですが、「フランス」という名前は本名ではないのでしょうか。活動拠点はフランスみたいですが、生まれはベルギーらしいです。

 

彼女は作品の冒頭で津波に巻き込まれ、危うく死んでしまうところだったのですが、それがきっかけでジョージと同じような能力を持つようになります。故人と対話できるジョージほどではありませんが、死後の世界が見れるという点ではジョージと同じです。

 

ちなみに、今作は前述の通り津波のシーンがあるため、日本での上映期間はかなり短かったらしいです(公開した後に東日本大震災が起こり、上映を取りやめたため)。

 

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こちらは3人目の主人公であるマーカスです。彼は一卵性双生児の兄を持ってます。

 

彼らの母親は薬物依存に苦しんでおり、そのことがある意味彼の人生を苦しめるきっかけになります。しかし薬物依存と言っても、母親本人は子どもたちのことをとても大切に思っており、育児放棄や虐待をしているというわけではありません。むしろ、何とかして立ち直りたいと思っています。

 

ネタバレのようになってしまうので詳しくは書きませんが、今作では彼の境遇に胸が締めつけられる思いでした。

 

ここまで書いてきたように、主人公ポジションが3人もいるので、全体としてはちょっとごちゃごちゃしすぎているような印象を受けました。1人1人の話は魅力的なんですが、最後の方まで繋がりを欠くので、モヤッとしながら観ることになるんですよね〜。

 

序盤で3人に繋がりを持たせておけば、モヤモヤせずに観ることもできそうですが、まぁこれがイーストウッドが撮りたかったものなんでしょうね。でもイーストウッドほどの力量があれば、3人それぞれを単体で主人公にして、トータルで3作品撮ることもできるんじゃないかと思います(笑)

 

では、また。