Royの洋画鑑賞日記

鑑賞した洋画の感想を載せてます。

『バニシングIN60’’』(2018-1-20)

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タイトル:『バニシングIN60’’』

公開:1974年

監督:H.B.ハリッキー

出演:H.B.ハリッキー

        マリオン・ブシア

 

ニコラス・ケイジ主演『60セカンズ』の元となった作品です。ただ、大まかな設定は同じですが、ストーリー自体は『60セカンズ』のほうが凝っていて個人的にはそちらのほうが好きですね。

 

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今作は、上記画像のH.B.ハリッキーが監督・脚本・製作・スタント・主演の5ツールを務めた、ハリッキーのハリッキーによるハリッキーのための作品です(笑)

 

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今作の最大の特徴は、なんと言っても40分間のカーチェイスです。これ、誇張とかではなく、本当に後半の40分間はひたすらカーチェイスだけしてます(今作の上映時間の約半分)。「そりゃそうでしょ」という感じですが、2018年現在も、この記録は破られていないそうです。見応えというものはもちろんあるのですが、後半はさすがに飽きちゃいましたね。長くすれば良いっていうわけではないと思います。

 

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劇中でハリッキーの運転する車が、他の車と接触した挙句鉄柱に激突するというシーンがあるのですが、なんとこれは実際に起こったアクシデントらしいです。にも関わらずハリッキー本人は、「今のちゃんと撮ったか?」と言ってのけるあたり、並大抵の人物じゃありませんね。

 

そんなガッツ溢れるハリッキーですが、この作品の続編を撮影中に、スタント中の事故で不慮の死を遂げてしまったそうです。最期まで自分の生き様を貫くという姿勢は、本当にかっこいいですね。

 

カーチェイスが長すぎるという点は個人的に楽しめませんでしたが、ハリッキーという人物の魅力は最大限詰まった作品だと思います。車好きの方なんかにもたまらない作品なんでしょうね。