Royの洋画鑑賞日記

鑑賞した洋画の感想を載せてます。

『NONSTOP ノンストップ』、『イコライザー』(2018-1-19)

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タイトル:『NONSTOP ノンストップ』

公開:2016年

監督:アンドレアス・ランプロポウロス

出演:アポストリス・トトシカス

        アポストリス・トッチカス

 

ギリシャの作品観るの、もしかしたら人生で初めてかもしれないです。

 

Filmarksの評価が低すぎて、唖然としましたね。世間のアクション作品に対する偏見のようなものが、ちょっと酷すぎるのではないかと思いました。ヒューマンドラマ系なら、多少不可解な展開があっても「いい話だなぁ」みたいに言われるのに、アクションだと鬼の首をとったように叩かれますからね。

 

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かつて弁護士として働いていた主人公は、とある件で弁護士を辞め、現在は宅配ドライバーとして働いています。

 

ある日いつものように宅配に出かけると、何者かに物陰から殴られ、何と体に爆弾を巻かれた状態で目が覚めます。そこへ謎の人物から電話がかかってきて、「爆発を止めたければ指令をこなせ」と言われます。かくして、主人公の不運な1日が始まるわけです。

 

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この主人公、弁護士志望の一般人のわりにはかなり強いです(この部分を叩いてる人が多かったですけど、フィクションだから別にいいだろうと個人的に思います)。しかも、「すぐカッとなる性格」という設定のわりには状況判断も素早く、観ているほうもストレスなくのめり込むことができます。

 

この主人公、幼い頃に母親を事故で亡くしており、そのことで父親と確執があるのですが、この騒動で父親も事件に巻き込まれてしまいます。その場面も、なかなか見応えがありました。

 

「主人公が強すぎる」ということ以外に、「ラストがイマイチ」という理由で批判している人も多かったですが、僕はその批判は的外れなのではないかと思います。というのも、この作品がサスペンスに力を入れた作品であるなら、確かに今作のラストは多少物足りなく感じるかもしれません。しかし、今作は明らかにアクションがメインの作品なので、サスペンスの部分が多少おざなりになっていても、作品が破綻するとは思えません。そもそも個人的には、今作の結末も不可解には感じませんでした。

 

世間的な評価はイマイチかもしれませんが、個人的には良質なアクション作品だと思います。展開も早いので、90分という時間が本当に一瞬に感じました。ギリシャの映画も侮れませんね。

 

今日はもう1本洋画を観たので、そちらのレビューも。

 

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タイトル:『イコライザー

公開:2014年

監督:アントワーン・フークワ

出演:デンゼル・ワシントン

        マートン・ソーカス

        クロエ・グレース・モレッツ

 

人畜無害そうなおじさんが無双する作品って最高ですよね。男の憧れみたいなところがあります(笑)

 

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デンゼル・ワシントン演じる主人公は、ホームセンターで働き、夜は行きつけの店で読書するのが日課のいたって普通のおじさん…と言いたいところですが…

 

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実は元エージェントであり、殺しのプロです。前述のように、引退した現在は一般人として普通の生活を送っていたのですが…

 

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行きつけの店で仲良くなった少女(クロエ・グレース・モレッツ)が理不尽な暴力を振るわれていることを知り、封印していた力を開放します。

 

終盤、自身が働くホームセンターでの戦闘シーンがあるのですが、あらゆる工具を駆使して1人ずつ敵を駆逐していくのが、最高にかっこよかったですね。

 

この作品を観て、正義を実現させるには圧倒的な暴力が必要だと痛感しましたね。綺麗事を言っているだけでは、悪には勝てません。今作の主人公は、身をもってそれを証明してくれていたと思います。

 

デンゼル・ワシントンってそこまでアクションのイメージないんですけど、意外とアクションも合いますよね。

 

それでは。