『サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶』(2018-1-15)
タイトル:『サスペクツ・ダイアリー す
り替えられた記憶』
公開:2015年
監督:パメラ・ロマノスキー
出演:ジェームズ・フランコ
「原題も邦題も思いっきりネタバレしてるっぽいけど大丈夫か…」と思いながら観てたんですけど、そこまでネタバレでもなかったですし、何なら想定してた内容とちょっと違いました。
何というか、すべてが曖昧っていう感じでしたねぇ。結局何を一番伝えたかったのかがよくわかりませんでした。
ジェームズ・フランコ演じる主人公は、幼い頃に父親から虐待を受けた記憶があり、そのせいで現在も苦しんでいます。職業は作家です。
バッサリ切っちゃうと、この主人公、ただのメンヘラなんですよね。しかも、特殊性癖持ちっていう面倒くさいタイプです(笑)
すべては過去の虐待のせいみたいな形になってるんですが、正直感情移入はしにくいですね。これは主人公の周りの人物も言ってることですが。
ただ、ジェームズ・フランコの落ちぶれっぷりは見応え十分です(笑)
ネットで画像漁ってたら、こんな画像が出てきて笑いました。確かに、このシーンありましたけど(笑)
こちらは、エド・ハリスです。息子と上手くコミュニケーションを取れない父親役を、巧みに演じていました。
「妻を殺した疑いのある容疑者」として、クリスチャン・スレーターも出演。
関係ないですけど、スレーターって童顔なのに、声は割とハスキーですよね(笑)
スレーター演じるキャラクターの必要性が、最後までよくわかりませんでしたね。別になくてもいいんじゃないかなぁ〜っていうレベルでした、個人的には。
冒頭でも書きましたが、すべてにおいて曖昧な印象を受ける作品でしたね。息子と父親の関係・主人公と恋人のラブストーリー・消えた妻を巡るミステリーのうち、どれか一つに絞れば良かったのではないかと思います。
ジェームズ・フランコ、エド・ハリス、クリスチャン・スレーターという豪華キャストが揃った作品にしては、ちょっともったいない出来かなぁという印象でした。
それでは、また。