Royの洋画鑑賞日記

鑑賞した洋画の感想を載せてます。

『ファイナル・プラン』

 

出演:リーアム・ニーソンジェイ・コートニーロバート・パトリック

 

本気を出しても問題ないと判断した瞬間、潮目が変わったように生き生きし始めるリーアムおじさんホント好き。

 

リーアムおじさん演じる主人公・悪徳捜査官・善人捜査官の3つの立場で繰り広げられてるから、単調になってなくて飽きずに観れる。

 

特に善人捜査官の方が、奥さんと離婚した挙句家まで持っていかれて、残されたのが犬だけっていう何とも不憫な境遇なのが良い。何なら陰の主人公とまで言ってもいいかもしれない。

 

悪徳捜査官の方も、自分本位さを最後まで貫いてて、根っからのクズという感じで清々しかった。

 

この作品から教訓を得るとしたら、中途半端は身の破滅を招くということかな。やるならやる、やらないならやらないではっきりすべきだよね、何事も。

 

せっかくロバート・パトリックが出てるのに、出番少なくてそこだけが残念。ジェイ・コートニーも出てるし、何気に『ダイ・ハード』シリーズ同窓会作品でもあった。

『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』

 

出演:マイケル・ダグラスキーファー・サザーランドキム・ベイシンガー

 

う〜ん、この色男マイケル・ダグラス…。

まぁこんなに渋くて仕事も仕事だし、モテるのは仕方ないけど…。

 

マイケル・ダグラス演じる主人公がどちらのサイドなのかよくわからなくなるのは、観ていて緊張感があった。

 

知識を駆使して包囲網を避けていくのも、この手の作品ならでは。

 

キーファー・サザーランドの役、何か主人公と良い感じになってたけど、お前それでいいのか?結構酷いことされてるぞ…。

 

男と男の友情で片付けるにはちょっと疑問符がつくけど、まぁ終わり良ければすべて良し。

『リーサル・ストーム』

 

出演:エミール・ハーシュメル・ギブソン、デヴィッド・ザヤス

 

メル・ギブソンが出てるから「リーサル〜」の邦題つけとけばええやろ感。

一線を退いて身体もボロボロだけど、有事が起こると頼もしさを発揮するメル・ギブソンが本当にかっこいい。

舞台をハリケーン下の団地にする意味があったのかは少し疑問だけど、閉鎖空間でのアクションはそれなりに楽しめた。

 

デヴィッド・ザヤスが悪役で警官の制服着てるの、完全に『16ブロック』なんだよなぁ…

『アサルト13 要塞警察』(1343本目)

出演:イーサン・ホークローレンス・フィッシュバーンジョン・レグイザモ

ジョン・カーペンター要塞警察』のリメイク。絶対に『ダイ・ハード2』のオマージュでしょっていうシーンがあって笑ってしまった。

そしてジョン・レグイザモが出てるから実質『ダイ・ハード2』(違う)。

しかし、なぜジョン・レグイザモはペラペラ喋る小物役がこうも似合ってしまうのか。

余談はさておき、新年を迎えるめでたい一日に、廃止間際の警察署が不幸に見舞われるっていうのがいかにもでたまらない。

イーサン・ホーク演じる主人公の設定も、昔のミスを引きずりつつも正義感は失っていないという王道なスタイルが良かった。

ローレンス・フィッシュバーンは寡黙でさすがの雰囲気だし、こう善と悪が共通の目的のために共闘するのってホント良いよなぁ。

二転三転する状況といい、ある種のお約束を無視した展開といい、オリジナルに勝るとも劣らない完成度だと思う。というかオリジナル観たの5年前らしくて(Filmarks調べ)、ほとんど覚えてない…。

『AVA/エヴァ』(1342本目)

出演:ジェシカ・チャスティン、ジョン・マルコヴィッチコリン・ファレル、コモン、ジーナ・デイヴィス

主人公と関連人物が割とクズで、それも含めて終始哀愁が漂ってる。

それゆえ爽快アクションというより血みどろになりながら敵を倒すスタイルが、作品全体の雰囲気に合ってると言えなくもないけど、やっぱり冗長さは否めなかった。

ジョン・マルコヴィッチVSコリン・ファレルの師匠と一番弟子の対決は結構見応えあった。やり取り含めて。

ジーナ・デイヴィスも出てて脇を固める役者が豪華すぎるだけに、もうちょっと何とかならんかったのかとは思ってしまう。

『激流』(1341本目)

出演:メリル・ストリープケビン・ベーコン

家族全員たくましすぎて笑った。お父さん、思いっきりインドア派なんだろうなぁと思わせておいて、終盤になるにつれてどんどんサバイバル色が強くなってる。

メリル・ストリープ演じる母親も終始強気で、命を落とすかもしれない激流下りの最中に笑い始めるのはもはや狂気。

幼い息子もこの親にしてこの子ありという感じで、簡単には屈しないぞという強い姿勢を感じる。

ケビン・ベーコンもさすがというか、良い味出してるよね。少年がそのまま大人になってしまったというか、純粋に主人公の息子と友達になりたかっただけなんじゃないかと感じる節もあるし。まぁ普通に悪人ではあるけど(笑)

『ブラッド・マネー』(1340本目)

出演:ジョン・キューザック

女性キャラがとんでもないクズ人間で笑ってしまう。ここまで清々しくクズっぷりを貫くキャラもなかなかいないよね。

ジョン・キューザックが一応悪役になるんだろうけど、正直女性キャラの前に霞んでるんよなぁ。

というか、ジョン・キューザックってこういうB級クライムサスペンスの悪役演じるの多くない?

男性キャラの一人の方は、逆にめちゃくちゃまともで、最後の最後まで「他人の金に手をつけてもロクなことがない。早く警察に届けよう」っていう主張を貫いてて良かった。

終わり方も含めて、胸糞作品としてはそれなりに印象に残るよね。